お茶の入れ方

各商品にそれぞれの美味しい入れ方を記載しております。ご参考にしてください。
入れる楽しみ、飲む楽しみを是非発見してください。

お茶と水の関係

お茶 イメージ

お茶を入れる時に大きな影響を与えるのが水です。水が良くなければお茶も美味しくありません。お茶を美味しく入れるには、お茶の量、お湯の温度、お湯の量、浸出時間、水質が大切です。お茶は入れるとほとんどが水分であるので水の質は大変重要です。水が変われば味や香り水色も変わります。

お茶に適した水

お茶を入れるのに適した水は、適度な硬度、炭酸ガス、pH、バランスよくミネラルや酸素が含まれ微酸性の軟水です。日本の水はほとんどが軟水です。そのため日本の水道水はお茶に適した水の条件を満たしています。

水道水を使用する時

日本の水道水はお茶に適した水の条件を満たしていますが、水道水には塩素が含まれているためそのままでは美味しく飲めません。塩素(カルキ)をしっかり抜けばお茶に適した水になります。
そのためには一度、5分以上沸騰させてから適温で使用するか、もしくは一晩汲み置きをして使用してください。浄水器を使用している場合でも一度沸騰させたほうがよいでしょう。

ミネラルウォーター

市販のミネラルウォーターを使用する場合、外国産のものはカルシウム等が多く含まれている硬水が多くお茶には向いていません。(有機物や鉄分、マンガン、塩素などの水の成分がお茶の味、香り、水色に影響します。)国産のものは、ほとんどが軟水ですですが、表示をよく確認してからお買い求めください。

日本茶に合う水は硬度30〜80程度

【硬度が低すぎる水がお茶に向かない理由】
硬度10以下になると、苦渋味を強く感じるようになり、日本茶には適さなくなります。

【硬水がお茶に向かない理由】
硬度が高いと、お茶の苦味が抑えられてしまいます。苦味・渋味・旨味のバランスが大切な日本茶には向きません。

 

お茶に適さない水 お茶に及ぼす影響
硬水 香りが薄くなり、カテキンと反応し水色は白く濁り、味は淡白になります。
アルカリ性、酸性の強い水 酸性の強い水になると水色が薄くなる。アルカリ性になると水色は赤黒味を帯びます。
塩素(カルキ)含む水 水1リットル中、塩素が0.5mg以上含まれるとお茶を入れたときに塩素の不快な臭いが生じます。
塩分含む水  水1リットル中、200mg程度含まれるとお茶を入れたときに塩味がして、渋みはマイルドになるが、味はバランスが悪くなります。
鉄分、マンガンの含む水

水1リットル中、鉄は0.4mg、マンガンは0.5mg 以上含まれると水色が黒褐色になり鉄、マンガンが多く含まれるほど水色は悪くなります。

※日本の硬度は、水1リットル中、カルシウムイオン、マグネシウムイオンの量が100mg未満を軟水、100mg〜300mgを中硬水、300mg以上を硬水といいます。

 

お茶とお湯の温度の関係

お茶とお湯の温度の関係


お湯の温度が変われば味や香り水色も変わります。
お茶のポテンシャルを十分に引き出すにはお湯の温度とお茶の味を決める成分との関係を知っていただくことが大切です。

旨味成分のアミノ酸は、温度に関係なく時間が経過すれば増加します。
渋味のカテキンはお湯の温度が高く、時間が経過するほど増加し、苦味成分のカフェインは温度が高いほど短時間で増加します。

以上の事から自分好みのお茶を探すのも楽しみの一つです。

 

 

お茶の保存方法

お茶は、空気・湿気・光・温度により変質し、臭いが移りやすい性質です。そのため保管場所は冷暗所で涼しく、臭いの少ないところが好いでしょう。開封前なら冷蔵庫に保存するのも一つの方法です。ただし、冷蔵庫から出して開封するときは必ず常温に戻してから開封してください。

常温に戻す前に開封すると表面に付いた湿気が開封すると同時にお茶に吸収されるからです。開封後は、空気を抜いて冷暗所に保存してください、そしてなるべく早めにお飲みください。

ページトップへ